
日本の皆さん、『アークス』ブログへようこそ!このシリーズでは、日本のキャンペーンに向けて『アークス』の魅力を丁寧に紹介していきます。
『アークス』は2〜4人で遊べるゲームです。
そしてこのゲームは、なんとまったく異なる2つのジャンル――トリックテイキングと宇宙戦略ゲーム――を見事に融合させています。
🚀 宇宙ゲームって?
宇宙を舞台にした戦略ゲームは、いわゆる「4Xゲーム」(探索・拡張・開発・殲滅)と呼ばれるものが多く、銀河の覇権をかけた壮大なスケールの戦いを描きます。
『エクリプス』や『トワイライト・インペリウム』のように、プレイヤーは基地を築き、艦隊を編成し、資源を集め、時には他のプレイヤーと激突します。
長時間プレイ、大規模なマップ、そして深い戦略性――まさに重量級ゲームの代表格です。
🃏 トリックテイキングゲームとは?
一方、トリックテイキングゲームは日本で非常に人気があり、ゲームマーケットでは毎年数多くの新作が登場します。
数字と色(スート)の組み合わせが特徴のカードを使い、順番にカードを出して「勝ち(トリック)」を取り合うジャンルです。
基本ルールは、「リード(最初に出されたカード)の色を追従し、数字が一番大きければ勝ち」。
これに様々なバリエーションが加わることで、シンプルなのに奥深いゲーム性が生まれています。
🌌 宇宙 × トリックテイキング
『アークス』では、最大5章に分かれたキャンペーンをプレイします。
各章では、プレイヤーに6枚(4人プレイ時は7枚)のカードが配られます。
カードは4つの色(スート)に分かれており、それぞれが異なる「アクションの種類」を表しています。
では、どうやってプレイするのでしょうか?
まず、ラウンドの最初にカードを出すプレイヤー(リーダー)が、自分の手札から1枚をプレイします。
そのカードに描かれたアクションを、カード上の★(星)の数だけ実行できます。
実はこの星、数字が小さいカードほど多く付いていることが多く、強弱と行動数のバランスが絶妙なのです。
次に順番が回ってくるプレイヤーは、3つの選択肢から1つを選びます:
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<サーパス>(超える):リーダーと同じ色のカードで、より大きな数字をプレイします。この場合、自分のカードの★分のアクションを実行できます。
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<ピボット>(方向転換):違う色のカードをプレイします。その場合、カードに書かれたアクションを1回だけ実行できます。
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<コピー>:カードの裏面を上にしてプレイします(数字も色も見せません)。その代わり、リーダーのカードに書かれたアクションを1回実行できます。
これは、他のプレイヤーがスートを数えているときに有効な、ちょっとトリッキーな手段です!
さらに、ちょっとした「仕掛け」があります。
プレイ時に、2枚目のカードを裏面に追加することができるのです。
こうすることで、次のラウンドのリーダーになることができます――が、注意点もあります。
1ラウンドは、すべてのプレイヤーが手札を使い切るかパスをしたら終了します。
つまり、2枚出すと他のプレイヤーより1ターン早く終わってしまうかもしれないのです。
先手を取るか、じっくり構えるか――判断はあなた次第!
※誰も2枚目のカードを追加していない場合は一番大きな数字で<サーパス>を行ったプレイヤーが次のラウンドのリーダーになります。
今回はここまで!
次回の記事では、『アークス』で勝つために欠かせない「得点方法」について詳しく解説します。
次回をお楽しみに!
