
― 野望を掲げ、勝利点をつかめ!
前回の記事では、『アークス』におけるトリテの要素について紹介しました。
今回は、このゲームで唯一本格的に勝利点(VP)を得る方法、つまり「野望」について解説します。
これは非常に重要な要素です。なぜなら、他の多くのゲームと同じく、最終的に最もVPを持っているプレイヤーが勝者となるからです。
リーダーの野望
VPを得る第一歩は、「野望(Ambition)」を宣言することです。ただし、それには条件があります。
そう、そのトリックでリーダーであることが必要なのです。
やり方はこちら:
ボード上、リーダーカードの隣に「Ambition Declared(野望宣言)」トークンが静かに置かれています。
あなたがリーダーでカードをプレイするとき、このトークンを取り、プレイしたカードの上に置くことができます。
トークンをよく見てください。左側に大きく書かれた「0」がありますね?
そうです、このトークンを使うことでそのカードの値は「0」になります。
つまり、このトリックで勝つことはおそらくできません……が、それが「野望を掲げるための代償」なのです。
次に、カードの下部にあるアイコンに注目してください。それが、ボード右側に並んでいる「野望の枠」と対応しています。
つまり、宣言できる野望はそのアイコンに対応したもののみ。
該当する野望スロットに、まだ残っている中で最も高得点のマーカーを置きましょう。
※早く宣言すればするほど、多くの得点が狙えます!
以降、その野望を宣言した瞬間から、他のプレイヤーもその野望の達成を目指すことが可能になります。
ラウンド終了まで、全員がその野望を狙うことになります。
野望とは?
『アークス』には5つの野望があります。
どれも「特定の要素での多数派」を目指すものです:
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大富豪(Tycoon):燃料(Fuel)と資材(Material)の合計数で最多を目指す
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暴君(Tyrant):プレイヤーボード上の捕虜(Captives)の数で最多を目指す
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戦将(Warlord):トロフィー(Trophies)の数で最多を目指す
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守護者(Keeper):遺物(Relics)の数で最多を目指す
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共感者(Empath):サイオニック資源(Psionic)の数で最多を目指す
で、どうやって得点するの?
いい質問ですね。
実は、各ラウンドで宣言できる野望は最大3つまで。つまり、3つの野望マーカーしか使えません。
そして、ラウンド終了時に以下のように得点します:
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宣言された野望において、該当リソース(または捕虜・トロフィー)を最も多く持っているプレイヤーが、マーカーに書かれた大きな数字のVPを獲得します。
- 次に最も多く持っているプレイヤーは、小さい数字のVPが得られます。
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ただし注意点もあります:
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1位が同点の場合、同点の全プレイヤーは小さい数字のVPのみを獲得します。
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2位が同点の場合は、誰もVPを得られません。
得点が終わったら、最も小さいマーカーを裏返して準備完了です。
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ゲームが進むほど、高得点のチャンスが広がっていきます!
今回はここまで!
次回のブログでは、多くの方が今まさに疑問に思っているであろう、こんな問いに答えます:
「で、そのリソースはどうやって手に入れるの?」
次回は、『アークス』で使用できるアクションの詳細になります。お楽しみに!
